周術期や重症患者にフレキシブルな対応の循環動態モニタリング
PulsioFlex は、循環動態管理が必要な患者の状態を「見える化」するモジュール式プラットフォームです。本体に搭載されているさまざまなアルゴリズムや必要なモジュールを選択することで、個々の患者に必要な循環動態を表示することができます。
- 患者の治療に必要なパラメータを表示
- さまざまな臨床現場で使用可能(OR、ER、ICU)
- 患者の容態に応じたリスクレベルに適合
技術規格書は予告なく変更されることがあります
本医療機器は、欧州指令93/42/EECに基づきCEマークを取得
循環動態モニタリングについて知識を深めよう
経肺熱希釈に造形の深い日本医科大学 田上 隆 先生による、動画の講義です。病態により4つに分類されたショックについてわかりやすく解説しています。
関連製品
見やすい表示画面
- 鮮明な8インチ高解像度LEDカラースクリーン
- パラメータが見やすい黒色背景と広い視野角(170° 以上)
簡単な操作方法
- タッチスクリーン操作と直感的なユーザーインターフェース
- 用途に合わせて調整可能なパラメータのレイアウト
簡便なセットアップと持ち運び
- 小型化と軽量化
- 取付け、設置の多様な選択肢
将来的な拡張を見据えたプラットフォーム
- 拡張性の高いモジュール式構造
- 病院のシステムとの連携
アプリケーション
PulsioFlex は、周術期および集中治療領域の循環動態モニタリングに柔軟に対応できるモニタリング・プラットフォームです。
下記のように、患者状況に応じて適切なモジュールと組み合わせて使用します。
周術期や集中治療領域での循環動態のモニタリング:
ProAQT
- 体内の酸素供給は安定しているか?
CO Trand - 前負荷の増加により心拍出量の増加はみられるか?
SVV / PPV
術前および術中の輸液の最適化:
PiCCO / ProAQT
- 患者の循環血液量は適切か?
CO、前負荷、肺血管外水分量、輸液反応性SVV / PPV
術後の循環動態管理:
PiCCO
- 酸素供給は適切か?
CO - 輸液負荷かカテコラミン投与か?
CO、前負荷、心収縮力、後負荷 - 前負荷の増加で心拍出量の増加はみられるか?
輸液反応性 SVV / PPV - 輸液過剰負荷のリスクがあるか?
肺血管外水分量
患者個々の循環動態に合わせて必要な機能を選択できます
ProAQT による動脈圧からの 連続心拍出量モニタリング
- 標準仕様の動脈圧ラインに取り付け、連続的な心拍出量モニタリングが可能
- 手動もしくは自動でキャリブレーションが可能
- 心拍出量は毎拍更新で、PiCCO のアルゴリズムを継承した動脈圧波形解析法をベースとして、開始値を決定
* ProAQT の Q は血流を表す記号です
PiCCOを使用した適切な循環動態モニタリング
- 経肺熱希釈法によって較正後のリアルタイム性の高い心拍出量と一回拍出量の表示
- 循環血液量(前負荷)と肺水腫の状態の把握
- 後負荷、心収縮力と輸液反応性
パラメータ
ProAQT | PiCCO | |
侵襲性 | 低侵襲性 動脈ライン |
低侵襲 動脈カテーテル |
動脈圧波形解析(連続) |
||
心拍数 | HR | HR |
血圧 | APsys、APdia、MAP | APsys、APdia、MAP |
血流量 | CITrend/Cal**、SVI | CIPC*、SVI |
心収縮性 | dPmx、CPI | dPmx、CPI |
後負荷 | SVRI | SVRI |
輸液反応性 | SVV/PPV | SVV/PPV |
熱希釈(不連続)
|
||
血流量 | CITD*** | |
前負荷 | GEDI | |
心収縮性 | CFI、GEF | |
肺水腫 | ELWI、PVPI |
ゲティンゲは医療機器メーカーであり、医療行為の提供はしていません。ゲティンゲは、これらの値を特定の患者で使用することを推奨しません。
* 動脈圧波形解析から得られる心拍出量
** 内部または外部基準値による較正
*** 経肺熱希釈から得られる心拍出量
カタログ
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最終改定:20230520 循環動態モニタPulsioFlex「MCCAPM-02-03」
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