手術器材の包括的なトレーサビリティの根幹を担う T-DOC
滅菌供給管理において、ミスは許されません。滅菌供給ワークフローの細部まで管理することは、手術部門が最も重要である、患者に集中できる環境を支えます。
滅菌供給部門で新しい手術のための器材やセットを包装するたびに、ゲティンゲの T-DOC 滅菌サプライマネジメントシステムは、ユニット番号と呼ばれる新しい固有の生産識別子を割り当てます。このユニット番号により、T-DOC は、生産サイクル全体を通して完全なトレーサビリティを確保できます。
T-DOC は、洗浄、包装、滅菌、保管、払出、使用履歴を追跡することで、滅菌再生処理を最適化するスマートソリューションです。
高いレベルの品質で手術用器材を追跡
再生処理から手術、患者への使用履歴まで、滅菌供給サイクルの各工程は、固有のユニット番号でリンクされ、記録されます。特定の器材に割り当てられたユニット番号のリストは、器材の再生処理を通して蓄積されるため、シリアル番号だけでは実現できない再生処理履歴全体を確認できる完全なトレーサビリティを確保できます。正確な記録は、患者の安全性を高め、リコール時にも患者を速やかに特定できます。
シリアル番号によるトラッキングのみの場合、各プロセスや患者への使用に対する固有の識別子がありません。セットの使用頻度が高いほど、そのシリアル番号の器材に関わる患者や手術、工程が増えるため、トレーサビリティ記録の更新は複雑で時間を要するものになります。シリアル番号によるトラッキングは精度に欠けるため、時間が経過するにつれて履歴の不確実性が高まります。
ユニット番号は、同じセットが同時に異なる場所に出現する問題(シリアル番号だけで追跡している場合に発生する可能性があります)を防ぐため、品質を向上させることができます。
患者の安全性を高める滅菌供給管理
患者の安全性を脅かす事象が発生していませんか?ユニット番号があれば、関連した患者を迅速に特定できます。滅菌供給部門内の全エリアで次の工程に進むためには、ユニットバーコードをスキャンして確認する必要があるため、ユニット番号は滅菌管理の品質をさらに高めます。
滅菌工程でエラーが発生しましたか?その場合、T-DOC はそのユニットを払い出すことはありません。手順を飛ばそうとすると、スタッフに通知されます。ユニット番号は、ヒューマンエラーを最小限に抑え、患者の安全性を高める上で重要な役割を担っています。
T-DOC はリスクを排除し、滅菌供給部門スタッフが滅菌プロセスの重要なステップを見逃さないように支援するため、セーフティネットとして非常に貴重な存在です。
総合的な器材のトレーサビリティで滅菌再生処理を管理
T-DOC は滅菌再生処理を正確に管理し、器材やセットの全処理履歴を記録するユニット番号による完全なトレーサビリティを可能にします。
柔軟で自動化された使いやすいソリューションは、滅菌供給ワークフローの細部までコントロールすることを可能にするため、手術部門は患者に集中できます。