これは、南スウェーデンの小さな町で誕生し、革新的な医療技術を持つ世界的なリーダーへと発展した会社の物語。今日、世界40カ国に約11,000名の従業員を持つゲティンゲの物語。
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農業からはじまったルーツ
1904年、スウェーデンの起業家 Olander Larsson は、ゲティンゲ市で農機具の生産を開始しました。彼は、南スウェーデンの小さな町”ゲティンゲ市”にちなんで、自分の会社を名づけることに決めました。間もなくゲティンゲは繁栄し、自社製品を輸出し始めました。
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医療技術企業への歩み
1932年、ゲティンゲは、医療器材用滅菌器の製造開始により、医療技術分野への参入を開始しました。1960年代、Electrolux(エレクトロラックス社)がゲティンゲを買収しました。広大な国際ネットワークを持つ巨大な家電メーカーの傘下に加わることで、ゲティンゲは事業を世界に拡大することが可能になりました。
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感染管理と滅菌供給分野におけるリーダーシップ
1989年、スウェーデンの起業家であるRune AnderssonとCarl Bennetは、Electrolux(エレクトラックス社)からゲティンゲを買収しました。これが拡大と発展のはじまりでした。その後数十年に渡って、ゲティンゲはヨーロッパと米国をまたぐ15を超える様々な感染管理および滅菌関連企業を買収しました。これらの買収により、ゲティンゲはサージカルワークフローズ分野における世界的リーダーになりました。
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株式公開
健全な財務基盤を持ち、繁栄する企業へと成長させることは、ゲティンゲのサクセスストーリーの重要な部分です。ゲティンゲ はストックホルム証券取引所(NASDAQ OMX)に株式を上場させ、1993年に公開しました。当時、ゲティンゲは6億クローネの収益があり、750人を雇用していました。
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急性期医療への拡大
2000年に、Maquet(マッケ社)の買収により、ゲティンゲグループは手術室関連の製品統合を開始しました。1838年に設立されたマッケには、最初の電動式手術台と、世界初の心臓移植に使用された手術台といった優れた製品を生み出すために継承してきた恵まれた技術がありました。2003年の Jostra(ヨストラ社の人工心肺)と Siemens LSS(シーメンス社の人工呼吸器)の買収により、急性期医療における製品・サービスはより競争力を高め、患者中心のものになりました。
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心臓血管領域での注目
2008年以降、ゲティンゲは心臓病領域おける臨床的進展に貢献してきました。Datascope(データスコープ社)、Atrium(エイトリアム社)、Boston Scientific Corporation(ボストンサイエンティフィック社)の心臓手術、血管手術部門などの買収により、ゲティンゲは手術室のあらゆるニーズをカバーすることができるようになりました。
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継続的な成長
1993年の上場以来、ゲティンゲの売上は継続的に増加しており、自律的成長と買収の組み合わせによって達成されました。ゲティンゲは、急性期治療、ライフサイエンス、サージカルワークフローに重点を置く、厳選されたビジネス分野のリーダーです。